rdic - 英辞郎検索ツール by Ruby

News
  • rdic-0.1.8 released (2005-04-22)

    • 正規表現検索を高速にしたつもり

  • rdic-0.1.7 released (2004-11-17)

    • 英辞郎 Ver.80からの一部データ仕様の変更に対応
      cnv2rdic.rb,cnv2alc.rbの変換スクリプトの修正。英辞郎 Ver.80からPDIC風もalc風も見た目変わらなくなります。
      本体のrdicについてはバージョン表示のみの修正です。

特徴
  • Ruby, Curses, Mmapを使った CUI
  • 自動検索機能 (連語の自動判別、あいまい検索機能付き)
  • インクリメンタルサーチ
  • 大文字/小文字の区別スイッチ
  • ruby正規表現による全件検索(検索途中でもキー操作可能)
  • 用例の表示 on/off スイッチ
  • emacs風キーバインド
  • 辞書選択
スクリーンショット ( 強調表示は ruby1.8 以上が必用です )

rdic Q&A BBS


ダウンロード

必要なもの


制約


動作確認


インストール

NOTE: Ando Kaoriさんが[rdic -- 英辞郎検索ツール(on Linux)]に親切なインストール手順をまとめてくれました。こちらの方がわかりやすいです^^;

Fujisakiさんから[市販の英語辞書 英辞郎(CD-ROM版) 展開方法]を教えてもらいました^^;

辞書のインストール

rubyの -Ke, sortの-k1,1 -t: -f を必ず指定してください. 変換には英辞郎、和英辞郎ともに約8分(penIII 500)かかりました.


実行方法

同梱の rdicを実行パスの通ったディレクトリーに置き、お好みの端末で

% rdic EIJIRO52.euc RYAKU52.euc OTOJIRO.euc WAEIJI52.euc
    

rdic の1行目は #!/usr/bin/env ruby になっています. #!/usr/local/bin/ruby -Ke や #!/usr/bin/ruby -Ke など rubyの場所を指定されることをおすすめします.

表示されるキー名に対応するキーを押下後、enterを押してください
insert: ^[[2~
delete: ^[[3~
home: ^[[1~
 :
F12:
    

初めての端末で実行したとき、上の表示のように、数種類の keyの入力を求められます. プロンプトに表示される keyを押下して enterを押して下さい. (-l or --learnkey指定で再入力可能です)


コマンドラインオプション

使用法: rdic [option...] 辞書ファイル...

Options:
-x --noselection        自動検索しない
                →X環境にない端末使用時に使用する
   --interval=second    自動検索する間隔秒を変更する
              →例)--interval=0.1
-l --learnkey           キー情報ファイルを再作成する
-p --noprefix           プレフィックスを表示しない
-b --bold               見出し語をBOLD表示する - ruby1.8 以上が必用 -
-r --reverse            先頭見出し語をREVERSE表示する
   --indent=column      インデントする桁数を指定する
   --prefix=string      プレフィックスを指定
   --separator=string   セパレータを指定
   --config=file        初期設定ファイル名を指定する
   --history=file       ヒストリーファイル名を指定する
-h --help               このヘルプを表示して終了
-v --version            バージョン番号を表示して終了

Defaults:
自動検索の間隔は   0.3秒
インデントは       1
プレフィックスは   "■" 
セパレータは       " : "の英辞郎形式になっています.
初期設定ファイルは $HOME/.rdic+RUBY_VERSION上3桁/rdic.conf
ヒストリーファイルは $HOME/.rdic+RUBY_VERSION上3桁/history

キー情報ファイルは $HOME/.rdic+RUBY_VERSION上3桁/$TERM.key が使われます
    

キーバインド

[メインパネル]

F1           ヘルプメニュー
PGUP         前のページ
PGDN         次のページ
C-a, HOME    カーソルを先頭に
C-e, END     カーソルを末尾へ  
UP           前の行
DOWN         次の行
C-f, RIGHT   カーソルを右へ
C-b, LEFT    カーソルを左へ
C-p          前の単語を先頭に
C-n          次の単語を先頭に
Esc          全文字削除
C-k          カーソル以降の全文字削除
C-d  DELETE  カーソル上の文字削除
Backspace    カーソル前の文字削除   
INSERT       挿入/上書スイッチ
C-i          大文字/小文字検索の区別スイッチ
             →プロンプト表示が '>' <=> '=' に切り替わります
             →プロンプト表示が '~' <=> '#' に切り替わります
C-x          正規表現検索スイッチ
             →プロンプト表示が '>' <=> '~' に切り替わり、
             →プロンプト表示が '=' <=> '#' に切り替わり、
              自動検索およびインクリメンタルサーチは offされます
               enterにより、検索を開始します
             →検索進捗が %表示されます、また検索中にキー操作可能です
              一定量マッチしたら、時計表示を '*'に変えます、PGDN,DOWNで再開します
Enter        正規表現検索開始(grepモード)/再検索開始(インクリメンタル・モード)
M-Enter      連語あいまい検索開始
C-o          用例表示のon/off
             →offの時、画面右上に '-' が表示されます
C-j          辞書選択パネルへ
C-t          history表示パネルへ
C-z          あいまい検索ワード表示パネルへ
C-c          先頭文字を大文字に残りを小文字に
C-u          小文字を大文字に
C-l          大文字を小文字に
C-r          再表示
C-q          終了

M--          前のhistoryを表示
M-+          次のhistoryを表示
M-C-p        前のhistoryの検索開始
M-C-n        次のhistoryの検索開始
M-.          連語あいまい検索時に対象語を右シフト
M-,          連語あいまい検索時に対象語を左シフト

M-c          先頭文字を大文字に残りを小文字に
M-l          大文字を小文字に                 
M-u          小文字を大文字に

C-v          先頭の見出し語を読み上げ
M-v          入力を読み上げ

M-t          historyに先頭見出し語を登録

[辞書選択パネル]

F1           ヘルプメニュー
enter        ボタンクリックと同じ動作
             →[OK]で更新
tab          次の入力域へカーソルを移動
C-u          前の入力域へカーソルを移動
UP           カーソルを前の行へ
DOWN         カーソルを次の行へ
RIGHT        カーソルを右へ
LEFT         カーソルを左へ
HOME         カーソルを先頭へ
C-c          キャンセル(前のパネル)
Esc          キャンセル(前のパネル)
C-b          前のパネル
C-q          終了

[history表示パネル]

f1              ヘルプメニュー
C-b,escape      キャンセル
C-s             ヒストリー検索保存
C-v             ヒストリー検索保存表示
C-k             削除
C-c             全件削除
C-u             アンドゥ
pgup            前のページ
pgdn            次のページ
C-p             前の行
C-n             次の行
up,wheel_up     前の行
down,wheel_down 次の行
C-r             再表示
enter           選択
C-q             終了

[あいまい検索ワード表示パネル]

F1           ヘルプメニュー
enter        検索開始 
UP           カーソルを前の行へ
DOWN         カーソルを次の行へ
PGUP         前のページ
PGDN         次のページ
C-c          キャンセル(前のパネル)
Esc          キャンセル(前のパネル)
C-b          前のパネル
C-q          終了
    

初期設定ファイル[etc/rdic.conf.sample]


カスタマイズ


見出し語の読み上げ


ホイールマウス

ホイールマウスは、ktermで以下の設定した場合に限り、有効です。

  1. .Xdefaults等に以下の文を追加し、xrdb -merge .Xdefaults でリソースを追加する。
    rdic*VT100.translations: #override\n\
          <Btn4Down>,<Btn4Up>: string("\033[OA")\n\
          <Btn5Down>,<Btn5Up>: string("\033[OB")
        
  2. -name rdic 付きで kterm -e rdic -l を実行する。
    (-name rdic と リソースの rdic*VT100 が対応するようです。)
    % kterm -name rdic -e rdic -l
    	

  3. 以下のようにプロンプトに答える。
        :
    f11: ^[[23~
    f12: ^[[24~
    表示されるマウスアクションに対応するマウス操作後、enterを押してください
    (反応がない場合は、そのままenterを押してください;-)
    wheel_up: ^[[OA
    wheel_down: ^[[OB
    よろしいですか ? [y/n]: y
    key情報を /home/dave/.rdic1.6/kterm.key に出力します。よろしいですか ? [y/n]: y
         :
    	

    上記のように、wheel_up,wheel_down で escape sequence が入力されます。
    これで、ホイールマウスが使えます。
    -l オプションは次回からは必要ありません。

    わたしの場合、KDEのアイコン(プロパティの実行コマンド)に

    kterm -name rdic -bg '#cccccc' +sb -e rdic /usr/share/dict/EIJIRO52.0213           (続く)
    /usr/share/dict/RYAKU52.alc /usr/share/dict/OTOJIRO.alc /usr/share/dict/WAEIJI52.alc
    	

    として、起動させています。


発音記号

  1. フォントのインストール

    [JISX0213(所謂第3,4水準漢字)用bdfフォントのページ] から、フォントをダウンロードします。
    たとえば、K14-1.bdf.gz を使う場合、

    % zcat K14-1.bdf.gz | bdftopcf -o K14-1.pcf
    % gzip K14-1.pcf
    # cp  K14-1.pcf.gz /usr/X11R6/lib/X11/fonts/misc/
    # cd /usr/X11R6/lib/X11/fonts/misc
    # mkfontdir .
    	

    上記操作で、/usr/X11R6/lib/X11/fonts/misc/fonts.dir に

    K14-1.pcf.gz -misc-fixed-medium-r-normal--14-130-75-75-c-140-jisx0213.2000-1
    	

    の行が追加されます。さらに、/usr/X11R6/lib/X11/fonts/misc/fonts.alias に

    K14-1        -misc-fixed-medium-r-normal--14-130-75-75-c-140-jisx0213.2000-1
    	

    の行を手で追加し、以下のコマンドでフォントを有効にします。

    % xset fp rehash
    	
  2. 辞書の発音記号をjisx0213に変換

    変換スクリプト [cnv2jisx0213.rb] をダウンロードし、以下のコマンドを実行して下さい。

    NOTE: 入力のEIJIRO52.eucは、rdic-0.0.7以降のcnv2alc.rbまたはcnv2rdic.rbでインストールされている必要があります。
    % ruby cnv2jisx0213.rb < EIJIRO52.euc > EIJIRO52.0213
    	
  3. 端末設定

  4. 実行

    上記端末で、

    % rdic EIJIRO52.0213
    	

見出し語のボールド表示

ruby1.8 以上の場合は -b(--bold)オプションを使用して起動することで見出し語はボールド表示されます。


端末問題 FAQ


Tips

*1 KDEではタイトルバーの左にあるボタンを押すと表示されるプルダウンメニューの中にあります。


リンク


感謝


ToDo


注意

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